【モスクワ=小川知世】ロシア北西部ムルマンスクで改修中の同国唯一の空母「アドミラル・クズネツォフ」で12日、火災が発生した。インタファクス通信によると、軍関係者1人が死亡、約10人が煙を吸うなどして病院に運ばれた。溶接作業中に引火したとみられる。当局は行方不明者の捜索を続けるとともに、安全管理に問題がなかったか原因を調べている。
12日、ロシア北西部ムルマンスクで火災が起きたロシアの空母「アドミラル・クズネツォフ」=タス共同
火災では約600平方メートルが焼損した。出火時は約400人が作業していた。空母はソ連時代から運用し、戦闘機など約50機を搭載できる。近代化のため2018年から改修中で、22年にも海軍に復帰する予定だった。
空母はロシアが軍事介入したシリア内戦で16年に地中海に展開し、過激派組織の拠点攻撃に使われた。18年10月にもクレーンが倒れて船体が損傷する事故があった。
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December 13, 2019 at 04:17AM
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ロシアの改修中空母で火災、1人死亡 - 日本経済新聞
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