オーストラリア東岸で大雨が降り、昨年から続いている深刻な森林火災の鎮火を助けている。ニューサウスウェールズ州では、発生していた約60件の森林火災のうち20件が6日までに雨によって消し止められた。
当局は、今後もさらに鎮火が進むとみて降雨を歓迎している。一方、シドニーなどの沿岸都市では洪水に注意するよう呼びかけている。
オーストラリアの気象庁によると、大雨に見舞われた地域の中には、ここ1年で最大の降雨量を記録したところもあるという。
同国の最大都市シドニーでは6日、1日当たりの降雨量が過去15ヶ月で最多となった。
クローヴァー・ムーア市長はツイッターで、「こんなにも求めていた雨が降っていて、今朝は素晴らしい目覚めだった!」と述べた。
ニューサウスウェールズ州では3年間にわたって干ばつが続いており、夏季の森林火災に拍車をかけていた。
同州の消防局職員は、向こう1週間にわたる雨の予報に「歓喜している」と話した。
「継続的で安定した雨が降ることをずっと待ち望んでいた」と、サウスウェールズ州地域消防局(NSWRFS)のアンジェラ・バーフォード報道官は話した。
「1カ月前にあった一瞬の雨とは違う。今回の雨は消防隊員の助けになるし、一部の地域では、消防隊員に休む期間を与えてくれるだろう」
一方で、最大規模の火災が起きている首都キャンベラに近い内陸部については、現在のところわずかな雨しか降っておらず、引き続き懸念していると話した。
洪水への警戒も
大雨を起こしている雲は5日にクイーンズランド州の南東を通り、火災の被害が深刻なニューサウスウェールズ州へと南下した。
同州当局は、州内の1000キロにわたる地域に対し、強風や大雨、高波などの警報を出している。
ニューサウスウェールズ州とクイーンズランド州では5日以降、1000件以上の通報があり、急な水面上昇で車に閉じ込められた人などの救助が行われている。
大雨は来週まで続く見込みで、干ばつと森林火災に見舞われていた地域に休息をもたらした。中には2カ月以上続いた火災が消し止められた例もある。
なお警戒が必要
NSWRFSのショーン・フィッツシモンズ局長は、数週間後にはまた暑く乾燥した気候が戻ってくると述べた一方、今回の大雨で、「この森林火災の季節の最も困難な時期が終わったのは確かだ」と話した。
ニューサウスウェールズ州の森林火災は9月に始まり、長ければ4月まで続く恐れがある。当局はまた、より南側のヴィクトリア州や南オーストラリア州では、火災の危険のピークがこれからやってくると警告している。
オーストラリアではこれまでに少なくとも33人が今季の森林火災で亡くなり、何千軒もの家屋が破壊された。
焼失した地域は、イングランドとほぼ同じ広さの1100万ヘクタールにのぼる。
(英語記事 Rain extinguishes third of New South Wales fires)
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February 07, 2020 at 07:56AM
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森林火災に恵みの大雨、州内3分の1が鎮火 オーストラリア - BBCニュース
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