伊藤米久HD、今期予想を下方修正 工場火災で特損計上 - 日本経済新聞

伊藤ハム米久ホールディングスは5日、2020年3月期の連結純利益が前期比9%増の115億円になりそうだと発表した。従来予想は32%増の140億円。ローストビーフなどをつくる自社グループの工場で19年12月に火災が起き、12億円の特別損失を計上した。

売上高は前期比1%増の8550億円を見込む。従来予想から100億円引き下げた。営業利益は10%増の160億円を見込む。従来予想は24%増の180億円だった。

ニュージーランドの食肉事業で円高の影響が出る。また、中国でのアフリカ豚熱の影響で豚肉相場が上がり、豚肉を原料とするソーセージなどの利益を圧迫する。

特別損失はローストビーフの主力工場（静岡県沼津市）の生産設備などで計上。工場の再開時期などは未定としている。

同日発表した19年4～12月期の連結決算は、売上高が前年同期と比べて微増の6609億円、純利益は7%増の115億円だった。

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February 05, 2020 at 06:30PM
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