新型コロナウイルスの感染が国内で広がっているのを受け、政府の専門家会議は「10代から30代の若者が感染を拡大させている可能性がある」として、ライブハウスやクラブといった人の集まる風通しの悪い場所を避けるよう求めている。御坊市では感染症対策として、外出先からの帰宅時や調理の前後、食事前の手洗い、他の人にうつさないための咳エチケットを啓発。各地で予防が呼びかけられている。
そんな陰に隠れてしまっていたかもしれないが、1日から7日まで春の全国火災予防運動が行われた。全国統一標語は「ひとつずつ いいね!で確認 火の用心」で、住宅火災から命を守るには寝たばこを絶対せず、ストーブは燃えやすい物から離して使用、ガスコンロのそばを離れるとき必ず火を消すのがポイント。逃げ遅れを防ぐためには住宅用火災警報器を設置、寝具・衣類・カーテンを防火品にし、消火器の設置や隣近所との協力体制をつくることが大切になる。
昨年1年間の火災件数は、御坊市15件、日高広域39件。いずれも前年と比べて4件増加し、日高地方全体54件のうち、雑草等を焼くその他火災が2消防合わせて11件増の31件発生した。多くの原因が枯れ草等を焼くたき火の燃え広がり。空気が乾燥して強い風が吹くときがある冬から春にかけて多く発生している。まさにいま、これからの季節。火災予防運動をきっかけに防火意識を高めよう。
新型コロナウイルス感染症を巡っては、SNSで「お湯で予防できる」「漂白剤を飲めば治る」といった根拠に乏しいデマが出回っている。怖さや不安が募る中だが、こんなときこそ冷静に。火災も同じように、正しく予防しよう。(笑)
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March 07, 2020 at 02:43PM
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感染も火災も正しく予防 - 日高新報
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