ゴールドマン・サックス・グループは、欧州で新型コロナウイルス感染拡大が鈍り、ロックダウン(都市封鎖)を各国が緩和する状況で、フランクフルトとマドリード、ミラノなどのオフィス再開に動く。
テルアビブとワルシャワ、ストックホルム、ダブリンのオフィスも同様の安全手順を採用し、再開する。複雑なトレーディングシステム運用のためにスタッフの在勤が必要な金融機関の対応は、ビジネス活動を今後再開する他のセクターのモデルとしても注目される。
広報担当者が内容を確認した内部文書によれば、ゴールドマンは社員が望む場合に限り、フランクフルトのオフィスに復帰するよう先週伝えた。
ゴールドマンはロンドン郊外のバックアップオフィスも3月に閉め、セールスとトレーディングを中心に約200人をメーンオフィスから勤務させることにした。広報担当が明らかにした。
フランクフルトの総勢300人のチームは3つのグループに分け、在宅勤務とオフィスビルでの勤務を交代で行う。内部文書によると、ビルの入出時とパントリーやカフェ、洗面所など共用部分では、健康調査の記入とマスクの着用を求める。
社員はオフィスで互いに2メートルの距離を維持することを厳守し、会議室の利用も1人に限定する。さらにスペースを取って座席を配置するほか、エレベーターの定員を減らし、来訪者および顧客とのミーティングは禁じる。
原題: Goldman Reopens 7 Europe Hubs, Adds Gantlet of Checks for Staff(抜粋)
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May 20, 2020 at 11:53AM
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