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吉田町川尻の「レック静岡第2工場」で5日未明に発生した火災は、消火活動に当たろうとした消防署員ら4人とみられる遺体発見という最悪の結末を迎えた。発生から約16時間後に火の勢いはおおむね収まったものの、鎮火には至らず、見つかった4人の搬送は同日午後10時半すぎに始まった。関係者の懸命な活動が続いた。
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同日夜記者会見した静岡市消防局によると、消防隊の到着時、建物内は白煙が漂う程度だったという。4人が2階に上がった後、1階の防火シャッター付近から大きな爆発音がし、爆風が噴き出したため1階部分にいた隊員らは退避した。海野雅夫消防局長らは「密閉状態で開口部がなく、(消火活動は)より慎重にやるべき」などと指摘した上で、「しっかり原因を調べていきたい」と述べた。
遺体発見後、現場で報道陣に対応した大石隆広警防部救急担当部長は涙で言葉を詰まらせ、「これ以上つらいことはない。こんなことが二度とないよう、消防局を挙げて努力しないといけない」と話した。
5日は終日、工場上部から黒煙が立ち上り、時折内部から物が崩れ落ちる音などが響いた。煙は工場近くの住宅地に流れ込み、近所に住む男性(75)は「工場北側から出た煙があっという間に広がった」と心配そうに見守った。消火活動が長引き、現場周辺の住宅では断水が発生。40代男性は2年前に同工場で起きた火災に触れ「防火設備はどうなっているのか」と不安そう。60代男性は遺体の発見について「職務を果たそうとして亡くなってしまったのは本当に無念。工場の構造など、事前に情報は伝わっていたのだろうか」と悔やんだ。
■レック静岡第2工場、掃除用品など製造 2年前は倉庫出火
レック(本社・東京都)は掃除用品などの生活雑貨を手掛けるメーカーで、県内には吉田町と裾野市に工場がある。
本社総務部の担当者や現場の社員によると、火災が発生した工場には掃除用洗剤として使うクエン酸や重曹などを袋詰めするラインに加え、商品や原材料を保管する倉庫があった。4人が取り残された2階は倉庫で、段ボール箱が3~4メートルほどの高さに積み上がっていたという。
2018年7月にも同工場(当時は倉庫としてのみ使用)の一部を焼く火災が発生した。担当者は「火災の要因となった原材料は現在は使用していない。今回の火災の原因は現時点では全く分からず、消防の調査を待ちたい」と話した。
火災の一報を受け、工場には本社の社員らが駆け付けた。報道陣に対し、滝義広経営企画担当部長は「ご迷惑をおかけし、おわびしたい」とする一方、「現場の状況が把握できていないので現時点ではコメントできない。明日以降にリリース文を出す」と述べた。
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July 06, 2020 at 06:35AM
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