今年で38回目を迎えた年末恒例の音楽イベント「1万人の第九」が6日、大阪城ホールで行われた。新型コロナウイルスの影響で、一般参加の合唱団も観客もいない中での開催。のべ1万件を超える動画投稿の歌声を合わせ、第4楽章「歓喜の歌」の合唱が実現した。
総監督・指揮を務める佐渡裕氏は今年で22回目の「1万人の第九」。
昨年、朗読を担当し、今年初めて総合司会を担ったお笑いコンビ「霜降り明星」の粗品は「第九の演奏中に(オーケストラのバックの)スクリーンに(参加している)いろんな人が映って歌ってる、それを見た時にしびれた。小さいお子さんと歌ってるご家族、ご家族の写真を持って歌ってる人…1万人に1万人全員のドラマがあるんやなと思った。それを感じた時に気持ちがしびれました。(このような形で実現できたのは)奇跡なんです。感動しました」と興奮冷めやらぬ表情で語った。この模様は19日午後4時からMBS・TBS系列で放送予定。
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