のびのびと開放的に仕事に取り組めて周囲とのコミュケーションも捗りそうなイメージのある「オープンオフィス」レイアウトの職場環境だが、実は半数近くの人々には耐えられない場所になっているという。内向的な人々はオープンオフィス環境で却って生産性が落ちてしまうという。
開放的な“オープンオフィス”が耐えられない人々
インターネット時代のキーワードの1つが“シェアリング”ということになるが、仕事の現場で物理的、空間的にも情報のシェアを目指してデザインされたのが「オープンオフィス」である。
しかしこのオープンオフィスを誰しもが享受できるわけではないことを、『内向型人間の時代(原題:Quiet)』(講談社)などの著作を持つスーザン・ケイン氏が指摘している。ケイン氏によれば、オープンオフィスは内向的な者にとってノイズが多く刺激が強すぎるということだ。
これまでの研究で人々の会話の平均的な音量は60デシベルといわれているのだが、内向的な人は平均で55デシベルの音量を好み、一方で外交的な者は平均72デシベルの音量を好むことが報告されている。内向的な者はすぐ近くに大声で会話している者がいるとたちまち気を散らされてしまうのだ。
「BigSpeak」より
気が散らされてしまえば当然、仕事の生産性も低下する。さらにケイン氏によれば、これまでの数々の研究でオープンオフィスの環境は記憶力を損ない、ストレスを増やし、同僚間のプライベートな会話をむしろ減らすことが報告されている。不特定多数に知られることを懸念するケースにおいては逆にコミュニケーションが鈍る可能性もあるのだ。これでは、もともとの意図にあった“シェアリング”が図られないことになる。
外交的な者が多いイメージのあるアメリカ人においても、3割以上は内向的であるといわれている。このパーセンテージの人々がオープンオフィスでパフォーマンスを低下させてしまうのだとすれば組織においても決して見逃せない問題になるだろう。
対策としてはノイズキャンセル機能のある耳栓などを用いたり、フレックスタイムの導入や、在宅勤務を増やしたりすることなどが挙げられるが、「社風が合わなかった」のだと諦めるとするならば会社を変える選択も当然あり得るのだろう。
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February 01, 2020 at 01:09PM
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