
オーストラリアで去年9月から続いた大規模な森林火災について、地球温暖化が火災の発生に影響していたとする報告書を、各国の専門家で作る研究グループが発表しました。
これは、オーストラリアやイギリスなど6か国の研究機関の研究者で作るグループが5日、発表したものです。
研究チームは「イベント・アトリビューション」と呼ばれる手法を使い、人為的な地球温暖化が進む前の1900年の地球と平均気温が1度上昇した現在の地球について、それぞれの観測データなどを基にシミュレーションを行い、気温や湿度、風など山火事の起きやすい気象条件となる確率を計算し、比較しました。
森林火災が起きていた期間にはオーストラリアでは猛暑となっていて、研究では、この時期に記録された1週間の平均最高気温を分析すると、1900年の気象モデルよりも1度から2度高くなっていたほか、平均最高気温が1週間1度から2度上昇する確率も少なくとも2倍になっていたということです。
こうしたことから研究チームでは、地球温暖化によって山火事の起きやすい気象条件となる確率が少なくとも30%高くなっていたことが分かったとして、温暖化の影響があったと結論づけました。
こうした結果について、研究グループのマーテン・ファン・アールスト教授は「気候変動のリスクが高まっていることは、影響への対策が重要なだけでなく、世界の排出量の削減が不可欠であることを意味する」とコメントしています。
「イベント・アトリビューション」は、日本の研究機関によって、おととしの西日本豪雨の分析でも活用され、温暖化の影響が指摘されて日本でも注目されています。
"火災" - Google ニュース
March 05, 2020 at 07:49AM
https://ift.tt/3apYqjF
「豪州の森林火災 温暖化が影響」 国際的な研究グループ発表 - NHK NEWS WEB
"火災" - Google ニュース
https://ift.tt/2LdYpVS
Shoes Man Tutorial
Pos News Update
Meme Update
Korean Entertainment News
Japan News Update
Bagikan Berita Ini
0 Response to "「豪州の森林火災 温暖化が影響」 国際的な研究グループ発表 - NHK NEWS WEB"
Post a Comment