静岡市消防局が管内５市町（静岡、島田、牧之原市、吉田、川根本町）で発生した火災や災害などの情報を自動音声で住民向けに伝える「消防テレホンガイド」が、鎮火後に認知した火災も発生中のように流すシステムになっていることが１２日までに、同市消防局への取材で分かった。１１日にも５月の火災情報が３件流れ、同消防局はシステムを改善する方針を固めた。
市消防局によると、１１日は午前１１時半ごろに少なくとも２０分間、５月の火災情報が流れた。５月４日と１８日に静岡市葵区羽鳥で、２６日に同区長沼でそれぞれ起きた火災で、いずれもごみ収集車の火災だった。同消防局はこの３件の火災について発生当時、認知していなかったが、市のごみ収集担当部署からの情報で６月１１日に火災として認定した。
同消防局の場合、火災事案を入力・登録すると、テレホンガイドに自動的に反映されるシステムになっている。鎮火後の火災でも登録すると、発生中の火災のように音声ガイドが流れてしまうという。
一方、浜松市消防局の「消防テレホンガイド」や、富士市消防本部の「災害テレホンサービス」、駿東伊豆消防本部の「災害情報ダイヤル」は、鎮火後の火災の音声情報を流していない。
静岡市消防局消防総務課の担当者は「既に終わった火災を現在進行形のように流してしまうのは、市民の不安を募らせることになる」と改善の必要性を認めている。
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June 13, 2020 at 05:52AM
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鎮火したのに「発生中」？ 静岡市消防局のテレガイド、古い火災事案登録反映される システム改善へ｜静岡新聞アットエス - ＠S［アットエス］ by 静岡新聞
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