先輩団員から放水姿勢を教わる加納未結さん(左)=羽島郡笠松町長池、南部コミュニティ消防センター
岐阜県羽島郡笠松町の消防団に今春、19歳の女子大学生が入団した。愛知県内の大学に通う同町北及の大学2年生、加納未結さん。あらゆる団活動を担う基本団員としての入団で、県消防課によると10代の女性の基本団員は県内でも珍しい。加納さんは「災害時の避難所などで、女性の目線で対応したい。女性団員を増やすことができれば」と意気込む。
加納さんは5月、同町消防団の第2分団北及班に入団。北及班は今月、同町長池の南部コミュニティ消防センターで、ポンプ車や器具の定期点検を行い、加納さんは40代以上の男性団員10人と初めて顔を合わせた。
真新しい活動服を着た加納さんは、緊張した表情で先輩団員から早速、規律やホースの放水姿勢などを教わった。同町消防団の基本団員の中で女性はただ1人で、最初は「団になじめるか心配」と不安を口にしていた加納さんだが、「火災現場で活動できるよう、技術を身に付けていきたい」と意欲を語った。
以前から人のためになる活動がしたい、と考えていた加納さんは今年3月、用事で笠松町役場に訪れた際、掲示してあった消防団員募集のポスターが目に留まった。「地域のために役に立てると思い、すぐ行動に移した。親も後押ししてくれた」。受け入れた第2分団の西脇髙信分団長(60)は「団員のなり手が不足する状況の中、自ら進んで入団してくれて驚いた。大変感謝している」と喜ぶ。
加納さんは在宅時に地域で火災が発生した時は出動する。今後、定期的な消防器具点検や年末夜警、操法大会の練習にも参加する予定。大学では体育会の剣道部に所属しており、「体力には自信がある」と頼もしい。
西脇分団長も「まだ男社会の消防団だが、女性団員に配慮した環境を整えたい。ただ活動自体は加納さんを特別扱いすることはしない」ときっぱり。
県消防課は「特定の活動に当たる機能別団員ではなく、基本団員として10代の女性は貴重な存在。これまでの消防団像が変わるきっかけになるかもしれない」と期待する。
近年、県内を含め、全国各地で豪雨災害が多発している。「災害時など、被災者、避難者の女性らに寄り添い、同性の目線に立って的確な対応を考えて、行動したい」と語る加納さん。また「女性団員を増やしていきたい。笠松町に女性消防団をつくることができれば」と願う。
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July 19, 2020 at 07:01AM
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