テレワークの推進に始まり、ニューノーマルにおける働き方およびオフィス環境はがらりと変化しつつある。ハーバード大学デザイン大学院で計算建築学を研究するホゼ・ルイス・ガルシア・デル・カスティロ・ロペズ教授は、未来のオフィス予想図のヒントに、『あつ森』のようなゲーム上のコミュニティーに注目している。
今から3年後の職場を想像してみよう。テレワークで、自宅の一角がオフィスになることが当たり前に。PCを立ち上げると、自分の見た目をデフォルメしたアバターが出迎えてくれる。すると、画面上にはバーチャルオフィスが立ち上がり、同僚たちのアバターを通じて、皆がデスクで仕事をしていることが分かる。天井まで広がる窓からは見晴らしの良い景色が広がり、部屋の真ん中にはリラックスできるガーデンスペースもある。もちろん、このオフィスはすべてプログラミングで作られたものだ。 同僚とのミーティングは、アバター同士で話しかけて調整。承諾されると、アバターが“別室”に移動し、テレビ電話が開始する。画面向こうの同僚は、お気に入りの背景紙とともに会議を始める。自宅の様子が見えることで、従業員間の格差が明らかになったことにより、未来の職場では背景が統一され、自宅内を見せることがタブー視されるかもしれない。 このようなバーチャルオフィスはまだ一般的ではないが、半永久的にテレワークを継続する企業はすでに現れている。ツイッター社は5月に、恒久的に在宅勤務を認める方針を発表した。同月、フェイスブック社も今後5~10年で従業員の50%をテレワークにする見通しを示した。このように、より多くの企業がロングスパンで新たな働き方を検討しているのが現状だ。
テレワークのメリット、デメリット。
多くの企業にとって、オフィスのデジタル化は好都合のように思える。特に、物価の高い都市部にある企業は不動産コストを節約でき、従業員も通勤圏内に住む必要がない。ラッシュアワーも心配無用だ。スケジュールが柔軟になり、ライフワークバランスも充実するだろう。中でも、子どもがいる家庭は、子育てとキャリアの両立がずっと楽になるはずだ。 これらの点を考慮すると、テレワークは楽園のように思える。だが、実際には“リモート疲れ”という言葉があるように、多くの人がこの環境に不満を感じている。ハーバード・ビジネス・レビューによると、テレビ会議が増えたことにより常に視線を感じてしまい、ストレスを抱える人が多いというリサーチ結果が出た。また、バッファー社が今年に行ったテレワークに関する調査によると、在宅で働く人はコミュニケーションに苦戦し、孤独感を感じていることも明らかになった。 人はシチュエーションに応じて異なる役割を持つ。例えば、友人や家族といる自分と、職場での自分には、明らかな違いがある。しかし、テレワークでは複数の役割が一斉に覆いかぶさり、自己の中での混乱を招きかねないのだ。これは「複雑性理論(self-complexity theory)」に基づいた論点で、この混乱は幸福感を妨げる恐れがあるとされている。
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July 19, 2020 at 10:44AM
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ニューノーマルにおけるオフィス環境は、「あつ森」のようになるのか。(VOGUE JAPAN) - Yahoo!ニュース
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